ブルガリアの見どころ

バラ祭り

バラ祭り
ブルガリアの三大祭りの一つ「バラ祭り」。
ダマスクローズの開花時期に合わせて毎年6月の最初の週末に開催されるお祭りです。
舞台は、首都ソフィアから車で3時間、ブルガリアのほぼ中心に位置するカザンラク。街の名前はバラの花を蒸留する際に使う「銅の釜」の意味に由来するそうです。
バラ産業の中心地とは言え、田舎の小さなこの街に、バラ祭りともなるとヨーロッパや遠くは日本からも大勢の観光客が詰めかけ、一年に一度の盛り上がりを見せます。

土曜日には、前夜祭。
街の中心にある広場ではステージが組まれ、イタリア、セルビア、マケドニア、トルコ、ギリシャなど周辺諸国の舞踊団が集い、色とりどりの衣装を着た民族舞踊が披露されます。
お姉さん達の踊りに興じる子供達がなんとも可愛い。この空気感、懐かしい昭和な感じで、微笑ましいです。
ちびっこだけでなく、地元のおばさんたちも民族衣装で花を添え、街は楽しげな空気に包まれます。
バラ祭り

バラ祭り

日曜日はまず朝のバラ摘みから始まります。
ダマスクローズが咲き乱れるバラ畑に朝から観光客が集まり、民族衣装の子供達がブルガリアの歌を歌って盛り上げてくれます。
しかし、見渡す限りのバラの畑です。この広大な畑で手摘みでバラを採取するのですから途方もない労力です。しかも、ローズオイルなんて3.5トンの花びらから1kgしか作れないのですから、少々お値段が高くなるのも無理はありませんね。
さて、数時間、バラを摘んだり写真を撮ったりしていると大音量で民族音楽が流れはじめ、最後は世界中の人々と地元のブルガリア人が手をつなぎ輪になって踊りながら、大円団を迎えます。
バラ祭り
午後はまたカザンラクに戻って、メインストリートでパレード。
前夜祭でも披露された各国の舞踊団や、はたまた謎の空手チームなど。
賑やかなパレードが続いて、ここでも最後は皆が手をつないで踊りで出演者も観光客も一体となって盛り上がります。
全員参加の賑やかなお祭りに是非参加してみてください。
バラ祭り

バラ祭り